防音防振の豆知識

音を増幅させるには

遠くの相手に自分の声を届かせるには二つの方法があります。

自分の声を大きく発する手段です。おなかに力を入れて目標物に対して、深く息を吸い込み、大きく口を開き声を出します。要は音量を上げる手段です。もう一つは、口から拡散されてしまう音(声)を集約して一つの方向に向ける方法です。屋外などで、自分の声を遠くの人に届かせるにはメガフォンを使います。どのような仕組みかというと、なんとなく察する事が出来ると思いますが、口から出る声の拡散を防ぎながら集め、前方に向けた穴から発生させる仕組みです。音源に近い方が径が小さく、届ける方に径が広がっています。最近は100円ショップでもよく見る製品です。

ドームや競技場のスポーツ観戦などの応援で普通に使用されていますが、

どのくらい効果があるのか?あまり試験したことが無いので、どの程度音が大きくなるのか実験してみました。

スピーカーから50センチ離れたところで、メガフォン有りと無しで、音の大きさを測ってみました。暗騒音の影響も多少あると思いますが、メガフォンを使用すると14デシベルも大きく測定しました。体感的な大きさは2倍強といったところです。実際に14デシベルと言う数値は、筆者は驚きました。逆の発想として考えると、スピーカーから集められていなかった14デシベル分は直進方向に進んでいなかったことになります。かなり拡散されていたようです。(音の回折も十分にあるでしょう)大声で呼ぶときも、手を口に当てるのはメガフォンの効果を少しでも得ようとする行為になりますね。

メガフォンの使いにくいところもあります。発生された音が、メガフォン内で反響しあって発生されるので、非常に聞き取りにくくなります。少年野球の練習などで、よくメガホンを使って要件を聞きますが、本当に聞き取り難いと思います。野外でメガフォンを使って説明をする際は、ゆっくり発声する方が良いかもしれません。

:大隅

 

 

 

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