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2階の生活音が下の階の人に与える騒音

非常に難しい問題です。下の階の方が防ぐ手段は、クレームを付けることが最も効果的になる例ですが、人間関係にも影響を及ぼしてしまう事があるので、切実だと思います。
2階以上の建物に住む方は、下の階にどのような影響を及ぼすかを一度は考えたと思います。テレビや話し声、物の移動や落下の際に出る音、床を歩く音の振動など、生活する上で必ず出ています。下の階の方は、上の階から出る音を必ず聴いていると思います。上の階にいる人が家族なら、不満も少ないでしょう。
2階から出る問題は、大きく分けて話し声やテレビなどの音(空気伝播音)の透過と、床などを歩く、物を落とした時に出る衝撃音になります。

話し声やテレビなどの音は、2階の床に遮音シートや遮音性の高い床材を貼ってもらう以外手段はありません。下の階の人が自分の手段として、2階からの音を防ぐ事は非常に難しいと思います。2回の天井裏に遮音シートを敷き詰めることが出来るのなら良いのですが、非常に高価で困難な工事になり、効果もどの程度出るか分かりません。


衝撃音に関しても同じです。クッション性の高いカーペット、タタミ、衝撃を吸収しやすいフローリングに変えていただくしかないのです。比較的効果の出やすいのは、スプーンなどの軽いものが落ちた時に出るカーンとした音(軽量衝撃音)は、普通のカーペットやクッションフロアーを2階にひくことで小さくする事ができると思います。


それら以上の重量のある(重量)衝撃音は、建物の構造自体にも関係性があるので、簡単な敷物で抑制する事は難しいと言えるでしょう。

同じように衝撃音となるようなものがあります。ドラムの足元にある出すドラムです。音楽を演奏するスタジオの防音において、最も難しい対策です。ドラムをたたくキックの固体伝播音と、バスドラムの非常に低い重低音の防音防振は床から30センチ以上離して対策をするほど、音と振動の伝播は大きなものだそうです。

担当:大隅

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