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吸音材に耐熱性は求められるのでしょうか?また、耐寒性は求められるのでしょうか?人の生活環境での温度域では使用可能ですが、直射日光が当たる時間が長いと、耐熱温度は80度以上を想定しておかなくてはなりません。屋内環境であるのなら55度が目安となります。
工業部品の防音材においては常温の範囲外の環境も考慮すべき場合があります。特に設備においては、蒸気が当たる場合は耐熱温度が最低100度以上が条件になります。
諸々の環境で使用できる吸音材が変わりますが、温度においては殆どの吸音材が使用できません。100度以上の環境で使用できるものは、グラスウール、石綿系、ポアルC1となります。フェノールを使用している一人静科においては、樹脂自体の耐熱性は150度ですが、発泡しているために少し低めの耐熱温度で考えなくてはなりません。
繊維系の吸音材において、飛散時の環境への配慮を考慮すると、使用できるのがポアルC1のみとなります。また石油製品以外のグラスウールなどの繊維系吸音材は、不燃材と言う特徴を持っております。
安心安全に広範囲に使用できる吸音材として、ポアルC1は非常に有力な能力を持っているといえるでしょう。
では、耐寒性を求められるケースはあるのでしょうか?
基本的に、騒音は人の耳に届かなければ良いので、人が行動できる温度域の場所との間には寒さを遮断する断熱壁が存在するために、音は届きにくい環境になります。また、設備や労働環境において、氷点下での条件は高い温度域に比べ騒音が出るケースは極端に少なくなります。(防音防振ネット!で耐寒性についての対応は一度もありません)
広範囲に使用できるポアルC1は、吸音材の中で最も特異性のある材料と言えるでしょう。
先日、展示会での映像を入手しましたのでYouTubeで掲載いたしました。
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