吸音材を貼った時の効果の検証

吸音材実験方法の説明

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一辺が50センチの立方体の箱の中でスピーカーから騒音を発生し、箱の縁から50センチのところで騒音を測定する。
壁面を徐々に吸音材に変更し、外部への影響がどの程度あるか測定する。

  • 吸音材を使用しない場合373.8㏈
  • 吸音材1面(奥)469.8㏈
  • 吸音材1面(天井)569.3㏈
  • 吸音材1面(側面)671.2㏈
  • 吸音材1面(床)772.0㏈
  • 吸音材2面(天井・奥)867.5㏈
  • 吸音材2面(天井・側面)968.4㏈
  • 吸音材2面(天井・床)1066.6㏈
  • 吸音材2面(側面)1171.9㏈
  • 吸音材3面(天井・奥・側面)1266.9㏈
  • 吸音材3面(奥・側面)1367.8㏈
  • 吸音材3面(天井・奥・床)1467.1㏈
  • 吸音材4面(天井・奥・側面)1566.3㏈
  • 吸音材4面(天井・奥・側面・床)1665.8㏈
  • 吸音材4面(奥・側面・床)1767.9㏈
  • 吸音材5面(全面)1865.3㏈

吸音材実験結果の総評

1面だけ吸音材を設置した場合、スピーカーの特性上直進的に(空間が狭いこともある)進むために、スピーカーの対面に貼った場合の効果が非常に大きく現れており、騒音計を設置する対面にある吸音材のケースにも、その影響は大きく現れた。音は一度壁面に当たると拡散することもあり(スピーカーも拡散的に音を放出する為)、1次反射後の吸音材は壁面の面積比に影響することがわかる。最終的に騒音計を設置する方向と対面側に設置した場合にも、予想を遥かに超えた数値が観測できた。

2面設置した場合においては、1面同様にスピーカーの対面側に吸音材を設置した事を軸として、床面(底面)と次に壁面に設置したケースに効果が現れた。これは天井面に当たった音が反射拡散した場合の更なる吸音効果が現れた事と判断できる。

3面、4面設置した場合も、上記の順序どおりにスピーカーの対面側と測定器の対面側に貼ったケースに大きな効果が現れている。その逆にスピーカーの対面に貼っていないケースの場合、大きく外部に影響を及ぼすことが確認できた。

騒音を減少させるには、先ず初めに騒音源に対面する位置に吸音材を設置することを定石として検討することが再認識できた。実験5と、実験17を比べると、対面側に吸音材が貼らない場合は、その面積の倍以上の吸音材を貼らないと、騒音は抑えることが難しいということも確認が取れた。

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