防音防振の用語集

音の回析、音の入射角と反射角と、音溜まり

音には回析と言う性質があります。

つまり、音源と受音地点との間に壁を設けても、壁を回り込んでその先に伝わってしまう性質です。空気伝播音の伝わりを遮断するには完全に囲うしかありませんが、写真のように端部に角度をつけることによって軽減する方法があります。音と言うのは光の波長より大きいために回析現象が極端に出てしまうようです。更に低周波となると波長が長くなり、防音には難しい課題となります。

 

音の入射角と反射角

音は波状であるために、光と同じような特性を持っています。音源に対して垂直に壁(平滑が条件)を立てると、音はそのまま音源に対して反射します。斜めに壁を立てると、音源からの音は壁に当たり、音源から壁の角度と同じ角度で反射します。音を逃がす方法はこのように行えば可能ですが、一般的にフラットな壁はあまりありませんので、乱反射してしまいます。

 

音だまり(音溜まり)

音だまりとは、学術的、技術的に定義されている言葉ではありません。騒音をなくす技術が発達してから作られて業界用語です。よって、ここで記述したものが必ずしもすべてを網羅したものではないかもしれませんが、音の現象においての解説致します。
音溜まりが起きやすい場所は、以下のようなところです。

音溜まりは、音が反響する箇所が多いところにできるものです。密室内(部屋)で解説します。

音源から発せられる反響音が、隅では多く反響します。空間内の中心部では反響した音は少なくなります。音溜まりは、空間内の隅で起こる現象なのです。図の場合、何もない密室では面と面と面(3面)が交わる隅になりますが、家具や機械などがある一般の環境においては、もっと複雑になります。また、騒音の発生方向によってはこの限りではありません。

分かりやすいのは、体を起こした状態と、横になった状態では、耳に入る騒音が異なる場合があるのです。

更に、体を横にする時間帯は夜が多いと思いますが、夜間に家の中の案騒音が大きく減った状態で、物音が響くと角に近いところでは、大きく聞こえてしまう現象があるかもしれませんね。

 

 

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