オフィシャルブログ

小型積層ゴムのご紹介

「防音・防振ネット!」ブログにて、これまで「音」に関するテーマが多かったと思いますが、「振動」に関する商材も扱っております。
今回は、その中でも特徴のある防振ゴムをご紹介します!
【 小型積層ゴム 】
その名の通り、何層にも鉄板とゴムが積層されており、本来のゴム単体の防振ゴムですと横の動き(せん断応力)が弱いのですが、積層させることでその部分が強化できます。(写真は、切断した中の様子です。外側からは、この面は見えず、ゴムでおおわれております。)メジャーな用途としては、ビルの地震対策の免震材で大型タイプが使用されますが、弊社ではこの「大型」は扱っておらず、「小型」タイプを扱っております。現在も、免震台などに使用されておりますが、別の装置部品でも検討が進められている製品でもあります。製造に非常に手間がかかるので、小型積層ゴムを扱っているメーカーはかなり少なくなっております。

弊社では、大手製造業者の方からお問い合わせを頂き、試験品を納めたところ製造ラインの横揺れが解消されたそうです。製造現場で働く方の環境について非常に改善が進んでおり、生産ラインの横揺れの振動防止について弊社の小型積層ゴムが採用されました。特定のラインでしか使用しないために、国内の数か所の工場、海外の数か所の工場に納入がもうすぐ完了します。ラインで使用するには、当然、数か所ではなく何百個という単位で納めさせていただきました。

この小型積層ゴムは、金属板の間にゴムを貼り付ける作用が手加工で行われるために、非常に手間のかかる製造工程となります。30枚以上の金属板を重ね(写真のグレード)、ゴムを入れ、表面を更にゴムで覆い、熱をかけて架硫させています。ちなみにゴムは硫黄を入れてゴムの分子同士をつなげる架硫と言う工程を行わないと、ゴム本来の粘りと復元力を出すことができません。ちなみに、この製品は当然日本国内で生産しています。

担当:松澤、大隅

Tweet about this on TwitterShare on Facebook

ブログ一覧に戻る