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吸音材を設置する場合、使用する環境に応じて吸音材を選ばなくてはなりません。
以前に作成した記事では、説明不足になっていますので新たに追加して掲載いたします。
吸音材を屋外に設置する場合、
考慮しなければならないのは、優先されるのは耐候性、耐水性になります。吸音材は比較的長期間愛用しますので、紫外線などの影響で吸音材や補助部材の劣化することが懸念されます。長期間の場合、金属製が良いでしょう。仮設的に使用されるのであれば樹脂製(合成ゴム)でも構いません。更に、劣化以外に注意すべきは強度(剛性)が挙げられます。防音壁の場合は、倒れてしまっては事故にも成り得ますので、施工業者に相談するのが良いと思います。耐候性と同様に挙げられるのが、耐水性になります。吸音材は、基本的に多孔質であることが前提ですので、穴の部分に水が浸入することで吸音効果が激減します。耐水性能があるものを選択しなければなりません。
吸音材を屋内に設置する場合
屋内においての注意すべき点は、不燃(難燃)か可燃の確認と、環境性です。屋内使用時において最も危険なのは、火災時の引火になります。
吸音材は様々な原料(材料)で作られていますので、樹脂製の物には必ず確認をしてください。可燃の物は、必ず屋内側に不燃性(もしくは難燃性)の物で多く事が望ましいと思います。屋外と異なり、命の安全を確保することが前提ですので、まず最初に確認を行ってください。機械や自動車に使用される場合は、大半が難燃仕様になっております。
環境性に関しては屋内である以上、人の手の届く範囲にある場合が多いので、飛散して体内に入らない様に考慮することが必要です。
吸音材選びの記事
吸音材の選び方(取扱商品)
吸音材選び間違っていませんか?
解説した動画を掲載しております。
以下は、以前に掲載した記事になります。
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タイプ | スポンジ系 軟質ウレタン |
耐候性 | 紫外線劣化がある為に屋外、直射日光のあたる部位では早く劣化しますのでご注意ください。 |
防炎性 | 難燃性のタイプが多く存在します。多くの工業製品に使用されているためにUL94 HF-1に合格した製品があります。 |
耐水性 | 加水分解の恐れがありますので、湿気や水のかかるところでの使用は控えてください |
環境性 | 室内で剥出しの状態でも安全に使用することができます。万が一、口に入っても害はありません。 |
備考 | 多くの工業製品の吸音材として使用されています。厚みも幅広く対応することができ、加工性にも優れています。粘着加工も可能ですので、取り付けも容易にできます。 |
吸音材の選び方(取扱商品)
各種の吸音材を表にまとめました。
防音防振ネットでは、様々な吸音材を扱わせていただいております。吸音性能だけでユーザー様の環境下でご使用いただける吸音材は制限があります。吸音材を扱ったことがない方にとっては、吸音率の成績のみで判断しがちですが、大まかな選び方を一覧の表に纏めてみました。参考にしてみてください。
品名 | 耐候性 | 難燃性 | 耐水性(湿度) | 粘着加工 | 備考 |
グラウスール | △ | 不燃 | × | × | 飛散性、環境性に問題あり 施工に注意を要す |
カームフレックスF−2 | × | ○ | × | ◎ | 最も標準的な吸音材実績多数 |
オプセル | ○ | × | ○ | ◎ | 耐候性に優れた吸音材 汎用使用可能 |
スーパーオプセル | ○ | ○ | ○ | ◎ | 耐候性に優れた吸音材 汎用使用可能 |
ミラドレン | ○ | × | ◎ | △ | 剛性に優れ、加工しやすい |
一人静科 | ◎ | 不燃 | ◎ | × | 防音設備として最も優れた吸音効果 工事が必要 |
吸音メラミンフォーム | ◎ | ○ | × | △ | バランスのとれた吸音材 環境性にも優れる |
エプトシーラー | ○ | × | × | ◎ | 吸音材、パッキン材、気密材としても使用可能 |
SVプルーフ | × | ○ | × | ◎ | 吸音、遮音、制振の防音対策に対する全ての効果を併せ持つ防音材 |
SAP-Ⅲ | × | × | × | × | アップライトピアノ専用防音材 |
グリーンライトNH | × | ○ | × | ◎ | 最も標準的な吸音材 コストパフォーマンスに優れる |
ポアルC-1 | ◎ | 不燃 | ◎ | × | 施設に使用される吸音材 工事が必要 |
吸音膜天井シェディスクリーン | ○ | ○ | × | × | 施設に使用される吸音材 工事が必要 |
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