防音防振の豆知識

音の距離減衰

一つの音源から、ある距離で音を測り、その倍の距離で更に音を計ると、最初の距離から音は3デシベルほど下がります。最初の距離の4倍の所では、9デシベル下がります。理論上ではありますが、基本的に環境に影響されない状況であるならば、ほぼ近い数値が得られます。音というのは非常に一般的な数値で表す事が難しく、対数を使った表記となるので、疑問に思う方が多いと思われます。

3デシベル(dB)の差は、一つのスピーカーと、二つのスピーカーから出る音の差になります。

9デシベル(dB)の差は、人の耳で聞いた半分程度(倍)の音の差になります。

環境、感覚によって左右されることもありますが、日常で比べてみると面白いと思います。

(机上での算出による減退の数値です)

筆者の体験談になります

私の実感ですが、学生の頃に中古のスピーカーを使用して音楽を聴いていました。相当古いアンプでしたので、接触が悪く片方だけにして聞いていた記憶があります。ステレオ、モノラルの差はありますが、片方になって音量が半分になったという印象はあまりありませんでした。また、その逆もあり、音を倍の音量で聞こうとすると二つのスピーカーにしても、それほど大きくは感じません。人に実感は、実際の測定値とは結構かけ離れているように思えます。そして、9デシベル前後の変化で半分程度と言うのは、私としての実感は相当しています。

デシベルと、人の耳には非常に差があり、人の耳にも個人差が発生します。感覚的には煩くても、測定してみるとそれほど騒音は大きくないこともあります。また、先ほどの話に戻りますが、私が聞いていたスピーカーは大きなものでしたので、大きな音量が出ます。大きな音で聞いていると、少し離れても大きな音で聞いているという思い込みがあったことも記憶に残っています。聞いているスピーカーの距離から4倍離れると半分の音量になりますが、当時は大きな音で聞いているという思い込みがあり、離れると小さくなる印象が無い記憶が少しよみがえってきました。

 

 

さて、ここで実際に試験をしてみました。

騒音を発生する地点から、距離によってどのくらいどのくらい騒音は減退(減少)するのかを試験してみました。以前、豆知識では机上の計算による音の減少をイラストに書き表しましたが、実際はどのような数値になるか実験してみました。

試験した距離が、50cm、1m、1m50cm、2mです。机上の数値とは異なりました。試験場の床面積が限られていますので、距離が近すぎて正確なデータになるのかは分かりませんが、以下のような結果になりました。机上の数値よりは騒音が少なくなる結果です。

Tweet about this on TwitterShare on Facebook

カテゴリ: 防音防振の豆知識 音の性質

その他の豆知識を見る