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防音において、音源に壁があると、直進してくる音は遮られます。しかし、音は回折(障害物に当たると回り込む性質)します。壁を挟んでいますが聞こえてしまうのは、この現象があるからです。挿絵のように壁を高くすると、音源からの距離と、壁を乗り越えて届く距離の差(行路差)があればあるほど音は減衰します。
前回は壁を高くすることで、音の回折を防ぎやすくする効果があることを書かせて頂きました。今回はどのようにして音が回折するかを図で表してみます。光も同じような現象が起こりますが、音は目で見る事ができません。音は壁に当たると端の部分を巻くような動きをして回り込みます。回り込む距離を稼ぐことで防音の効果が十分に現れます。
また、音の周波数帯によっても変化はあります。低周波の方がよく回り込み、高周波の方が回り込みが少ないようです。
上記の
カテゴリ: 防音防振の豆知識本社
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