防音防振の豆知識

固体音(固体伝播音)と水中の音速

固体を伝って広がる弾性波を固体音、もしくは固体伝播音と呼びます。振動が元となり伝わる音を示すことも多いです。壁や床の面がスピーカーの役割となり、空気を振動させるスピーカーの役割として発せられます。
よく起因となるのが、モーターなどの回転系の機械です。床や壁に当たる部分は、中心から直角にあたるので、振動となって固体(床、壁、梁、柱など)に伝わります。マンションの場合、真横や真下の騒音ではなく、斜め上や斜め下から伝わるケースもあるそうです。非常に原因を探すのが難しいケースと言えるでしょう。

50歳以上の方ならテレビなどで、線路のレールに耳をつけて、列車が近づいているか確認するシーンを見たことがあると思います。線路を伝う固体伝播音は、空気を伝う空気伝播音より遠く、早く伝わる傾向があるので、それを利用した状況です。

水中の音速

水中に伝わる音も、固体伝播音に含まれるでしょう。

音は空気中を毎秒340メートルほどの速さで進みます。大きな工場でも、約1秒程度で届いてしまうでしょう。私はよく少年野球の手伝いをしているので、カミナリが光った後に何秒立ってから音が聞こえるかと、カウントします。つまり、雷が落ちたところから、今いる自分の場所が離れているかを考え、安全に迅速に避難することを意識します。カミナリが光って、1秒後なら半径約300メートル以内ですので、非常に危険な状態となるわけです。いつ、自分の近くに落雷が起きてもおかしくない状況です。(非常に不規則に落雷するので、雷が鳴った時点で避難することが前提です。)
話は変わり、水中となると音の速さは非常に早くなります。毎秒1500メートル程度にもなるのです。なぜ、こんなに早くなるのかと言うと、水は弾性が殆どありません(少しはあります)。空気と異なり、硬い状況であるので、非常に早く伝わることができるのです。また、空気と異なり、長い距離でも弱まりにくい特徴があります。潜水艦を探知する方法は、音で探すことが水中において適切な手段と言えるでしょう。

Tweet about this on TwitterShare on Facebook

カテゴリ: 防音防振の豆知識

その他の豆知識を見る