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10月に大阪支店の若手のメンバーと、密閉された状態と開口を少しずつ開けた状態とで、どのくらいの騒音が外に出るかの「空間内における開口比率と騒音の関係」の実験を行いました。そのページでも解説してあるのですが、密閉状態と5%開口した状態とでは、10デシベル以上の差が出ており、空間の気密が防音に対して非常に重要であることが分かりました。 室内で大きく反響された騒音は、少しの開口からメガフォンの様に噴出していることが良くわかります。工業製品においても、住環境においても、設備のある環境においても、音を閉ざすことで非常に大きな防音対策と言えます。しかし、現状では密閉する事ができる環境は頻繁にあるとは言えません。例えばコンプレッサーの防音に対して、密閉することは熱が籠り、外部からの空気の受け入れを防ぐ事となり、まともに動かす事ができなくなります。また室内であるなら作業性も落ちるでしょう。 防音において、気密性を重要とすることから「防音防振ネット!」では気密材のカテゴリーを作り、商品の紹介を行っていますが、できないケースも多々あると思います。吸音して反響音を減らし、外部に出る騒音を抑える事は基本中の基本かもしれません。 私は、この実験に携わった若手のメンバーたちも楽しく手伝ってくれたこと嬉しく思っております。色々なケースで、対応できる知識、ノウハウを身に着けて現場に対応してほしいものと改めて思いました。
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