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大きな騒音と新しい騒音
暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?
蝉の声が、より厚さを感じさせられると思うのは私だけではないはずです。木の下に行くと、子供の声が蝉の鳴き声でかき消されてしまいます。これは騒音の大きな中で、新しい音(子供の声)が発生すると、その音が聞こえにくくなる(かき消されてしまう)現象があります。新しい騒音を出してしまう側にとっては、都合が良いとも言えます。
現在、自動車の設計において非常に注目されているものがあります。防音材と断熱材です。
電気自動車が今後普及していく中で、これらにおいて、如何に改善していくかがターゲットのようです。
防音材は、電気自動車はエンジンを回さないことから、車内が非常に静かになります。つまり、車内の暗騒音が極端に減るからです。エンジンの音は車内の騒音において大きな影響を及ぼしています。高速での巡航においては、エンジンの回転も上がることから、大きなエンジン音が車内に響いています。しかし、電気自動車はモーターで回します。筆者は電気自動車に乗ったことはありませんが、ハイブリッドカーは仕事で頻繁に使用します。モーターのみで巡航するときは、非常に車内の騒音が下がります。しかし、その際に気になるのは、地面から伝わるロードノイズと車の風切音です。個体伝播音として伝わってくるものもあるかもしれませんが、非常に目立つことを感じました。エンジン音が無くなるだけで、このような処置を施さなくてはならないのは、技術の発達ゆえの対応なのでしょう。
また断熱を要求されているのは、ガソリン自動車は、燃料を補給する上で簡単にガソリンを給油することができますが、電気自動車は充電に時間がかかります。更に充電する場所も、専用の駐車場かバッテリーを充電する場所が少ない状況です。そんな状況で、断熱材はカーエアコンを稼働させるのに大きな電力を使用されて、モーターを回して移動するのに距離が減ってしまいます。そこで、如何に省エネルギーで車内を快適な温度にするかが重要になりますが、外気に影響を受けないように大きく断熱することで、カーエアコンの電力の負担を減らすことができます。その点においても、従来より重要にされているようです。
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