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遮音シートの性能ランク(面密度)

「防音防振ネット!」における遮音シートの面密度ランク
遮音シートは音響透過損失という試験で、遮音性の性能を見ることが最も大事ですが、残響室と言われる施設も多少の誤差があり、音量を測定するマイクも均一でないために、全て同じ条件で測定されていません。多少測定データも異なるかもしれません。よって、材料の質量の持つ遮音力(面密度)のランキングを作ってみました。
このランキングによって、遮音シートの優劣はよく分かると思います。遮音シートの選択に使用していただけたら良いと思います。そして、コストパフォーマンス、使用環境、施工上の使い勝手なの、面密度だけではない各製品の工夫もありますので、各ページにてご確認ください(直接お電話いただいても構いません)。

製品名 厚み(ミリ) 比重(密度) 面密度(kg/㎡)
オンシャット 1.0 11.34 11.3
オンシャット 0.5 11.34 5.7
MTS-05 3.0 1.72 5.2
MTS-14 2.0 2.30 4.6
MTS-20 2.0 2.00 4.0
MTS-05 2.0 1.72 3.4
オンシャット 0.3 11.34 3.4
防音シートF-1000T 1.1 1.09 1.2
防音シートF-1000 1.0 1.16 1.2

このランキングによって、鉛の比重11.34という数値は非常に厚みによるパフォーマンスを誇っており、非常に高い面密度をわずか1ミリ厚にて高い数値が出ています。しかし、金属である鉛は、柔らかい金属であっても非常に現場での施工や加工がしにくい材料となります。「防音防振ネット!」の鉛シート「オンシャット」は、取り付けしやすい様に粘着が施してありますが、ロールでの巻き癖、伸びなどがあり平坦な部位への取り付けは要領を得ないと難しいもので注意が必要です。
特筆させて頂くのは、MTS-14の性能です。製品の用途において、住宅の遮音を目的に開発されていますので、非常に優れた比重と質量と厚みのバランスが良いと思います。ゴム樹脂系の遮音シートで比重2.3は優れており、加工、施工に対応しやすい商品と思います。防音シートF-1000、F-1000Tにおいては、遮音目的ではありますが吊るすことを目的としたものでありますので、申し分のない適材適所の製品と受け取っていただけると良いと思います。また、F-1000Tにおいては、採光ができる唯一の製品ですので、特筆しても良いと思っています。
次回、吸音材の見やすい表などを作成してみたいと思います。

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