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吸音材の厚み違いで性能が変わることを何度もブログをアップしていますが、今回は良いデータがありますので紹介を致します。
先日、サンテクトと言う吸音材を掲載いたしました。厚み違いで多くのデータを採取して表示しています。10ミリから100ミリと非常に分かりやすく、厚みと吸音性能の変化が分かります。
吸音材としての任意の周波数の音は、その波長の長さ分が、その吸音材の吸音性能の最大値と言われています。つまり、1000Hzの音であれば波長は約330ミリですので、吸音材の厚みは330ミリが1000Hzの吸音性能を引き出す最大厚みとなります。
500Hzであれば、660ミリが波長となり吸音材の最大の性能を引き出せるのが660ミリ、66センチメートルとなります。
この表現のくだりは非常に分かりにくいと思います。ここで注意して覚えて頂きたいのは、1000Hzの時の波長は330ミリ、500Hzの波長は660ミリ、周波数が倍になれば波長は半分になります。低い音域の場合、吸音材の厚みがより必要となることだけ認識してください。
この傾向は、ほとんどの吸音材に適応します。(複合型の吸音材は他の要素が加わりますのでそぐわない場合があります)
繰り返してしまいますが、高い音を吸音するのに、薄い吸音材は有効です。しかし人の音声(500Hz~100Hz)は50ミリ程度の吸音材が必要になります。状況に応じて使い分けてください。
ちなみに厚い吸音材は、高い音も効果的に吸音しますので、大は小を兼ねることを認識してください。
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