オフィシャルブログ

楽器の吸音対策

先日、弦楽器を演奏される方の部屋へ行きました。楽器の反響音や音を小さくしたいと考えられているようです。いろいろ試されたようで、2つの壁面にグラスウールを使用した吸音材と、繊維を圧縮させた化粧タイプの吸音材が設置されていました。

実際に弾いていただきましたが、部屋の中では一つ一つの音が反響して重なり合うので、1つずつの音が聞き取りにくくなります。お風呂場で歌うのは、自分の出した声がしっかり耳に入ってくるので非常に歌いやすいのですが、短時間に多くの音を出す楽器などは、逆に聞き取りにくくなるのでお風呂場では逆効果になるでしょう。また、複数の人が演奏する場合には、自分の出す音が分かりにくくなることも多々あるでしょう。

現場では、楽器の回りに吸音材を当てたりして効果を検証してみましたが、周囲に放射状に広がる音を全面的に囲うことは困難で、4枚の吸音材は効果がありませんでした。

 

楽器のサウンドホールに吸音材を当てて、楽器を弾いていただきました。すると音色はクリアに聞こえるようになりました。騒音測定を行うと約4㏈ダウンで、実質は音の大きさが半減以上だったようです(音のエネルギーの割合です。聞いた感覚は5分の1ぐらいだと思います。)

実際に、ご相談者は効果が十分にありと判断して頂いたようです。

 

楽器に合わせた加工モデルでは測定していませんが、簡易的な対応でこの効果は大きいと思います。今後コロナ禍が終わっても、自宅での録音は増えると思います。これらがヒントになり、楽器を演奏される方々へ良いアシストになれば嬉しく思います。

映像や音声でお伝えするのが非常に分かりやすいのでしょうが、耳で聞いた音を伝えるのは非常に難しく、歯がゆく思ってしまいます。

(現時点では、プライバシーにもかかわる点があるために楽器は記載しませんが、アコースティックギター、クラッシックギターではありません。)

Tweet about this on TwitterShare on Facebook

ブログ一覧に戻る