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耳の慣れは恐ろしい
コロナ禍において、(他県へは移動していないので分かりませんが)名古屋の地下鉄は窓が開いたままで走行しています。感染を予防するために、換気を考慮しての対応だと思いますが、非常にうるさいです。笑
イヤフォンで音楽を聴いても、ボリュームを最大限にしても歌詞は聞き取れません。現在私は、スマートフォンでポッドキャストを聞きながら通勤をしていますが、人の音声は聞き分けに苦労します。ボリュームを大きく上げすぎると、周囲の方に迷惑をかけてしまうので、聞き分けができる最小限で通っています。
先日、ソニーの最新型イヤフォンを購入しました。WF1000XM4です。ノイズキャンセル機能がついたモデルです。現在の評判では、アップル社のAirPodsPro、BOSEのQuietComfort Earbuds Triple、ソニー社のWF1000XM4が良いそうでしたので、SONYファンの私は、WF1000XM4を購入しました。
ノイズキャンセルのあるイヤフォンは、騒音の周波を2分の1ずらして発生させ、現状ある騒音と相殺させ音を消す作用があります。実際にはすべての音が消えるわけではありませんが、指で耳の穴を閉じたくらいの静けさにすることができます(個人の感想です)。
体感の騒音レベルでは30㏈近くの効果がある気がします。装着後、不快な感じになるほど音が無くなります。
しかし10秒ほど経つとその状態に慣れ、当たり前の状態に感じます。
またイヤフォンを外すと周囲の音は急に大きく感じますが、すぐに慣れてしまいます。慣れと言うのは非常に恐ろしく、(適応できる範囲内ですが)人は環境に順応します。特に人の聴覚、視覚は非常に大きな差のある環境でも順応してしまいます。音が10デシベル上がると、音のエネルギーは8倍程度上がっていると考えられています。体感では倍程度です。
せっかく購入した最新型ノイズキャンセル付イヤフォンですが、前のモデルと比べてノイズキャンセルの機能が良くなっても、「ちょっとしか向上していない」なんて思ってしまうかもしれません。しかし、実はすごい技術の改善がされていると思います。
私たちの提案している製品も、使い慣れてしまうと当たり前の環境を思われてしまうのは、少し寂しい気がしてしまいます。10㏈下げることが、本当は至難の業であることを理解して頂けると、我々としては嬉しいのですが、、、
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