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防音?吸音?

防音?吸音?

どこまで音が下がれば防音と呼べるのだろうか?結論は個人の主観でしかありません。

騒音測定機で3デシベル下がりました」と報告しても、依頼者からすれば「少しだけ」と捉える方も見えるでしょう。しかし、3デシベルとは一つのスピーカーから出る音を倍にしたレベルです。対数という変わった表記のために3という表記に名なりますが、非常に大きな効果です。また、聞こえた感じも実際には3デシベル下がったからと言って、半分のような感じには聞こえません。人間の耳と目は、大きな環境の変化に対応できるように周囲の変化に対応できるよう自然にコントロールできています。

つまり、耳や目は何倍、何十倍の差がある音や光を滑らかに段階を作り対応しています。しかし、提案する側としては辛い問題になります。あまり効果を感じられないからです。

また吸音ということは音の跳ね返りが少ない効果のことを表しますが、吸音できている、できていないと判断は、物理上として、素材の性能でしか表すことができません。あとは人の主観です。

工場では、人が働く環境の騒音レベルは85デシベルとされています。それ以上になると、耳栓や、改善をしなければなりません。眠る時に隣の部屋の音が気になる場合があると思います、ほとんどは騒音にもならない小さな音です。しかし、気になる方は小さな音でも気になるでしょう。室内の換気扇の音も気になる方もみえるでしょう。先日、我が家の換気扇をつけるとどのくらい音量が上がるか確認してみました。

換気扇をつけていないとき27デシベル。換気扇をつけたとき35デシベルでした。

うるさいと感じたために、普段はつけていませんが7デシベル上がっただけでうるさいと感じました。しかし、35デシベルというのは、しずかな図書館程度の騒音でしかありません。しかし、私はうるさく感じてしまいます。そして図書館で寝ようとしたら、私は寝ることができるでしょう。人の耳や目は、本当に都合よくできています。そしてなにをもって防音というのか、吸音というのか、改めて考えてしまうこの頃です。

 

 

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