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窓からの防音対策
防音防振ネット!の掲載製品にはありませんが、よく一般の方から、マンションなどの窓から入る防音対策の相談をよく頂きます。特に夜勤の方の昼間の睡眠においては、窓からの騒音は不快なものになるでしょう。
防音防振ネット!は、どちらかと言うとコンシューマー向けの製品は扱っていないので、ご相談にお答えすることはナカナカできませんが、一般的な対応方法などを記載します。
壁や窓などから侵入する騒音は、最も重さの軽い所から音は侵入します。振動が伝わるケースもありますが、空気伝播音として考えるのであれば、質量の一番低い窓になります。壁はコンクリートや断熱材、外壁材、内部の石膏ボードで防ぐことができます。
方法として、ガラスの遮音シートを貼る事で効果も出ますが、遮音シートを一度ガラスに貼ると撤去できなくなり、部屋が暗いままになってしまいます。吸音材は基本的に音が透過しますし、自立もしにくい為に非常に扱いづらいでしょう。よく窓にプチプチ等の気泡緩衝材や断熱材を貼られる方もいますが、音は質量(重さ)が高い方が侵入を遮ることができるので、軽量な気泡緩衝材、断熱材は効果がありません。
ではどのようなものが実際にあるかと言うと、某DIY防音サイトのワンタッチ防音が私の知る限り最も使いやすい製品ではないと思います。他社の製品を宣伝するコラムではないので、あえてURLのリンクは記載いたしませんが、防音製品は音を遮断できれば良いだけではありません。設置する際に周囲の人を快適にできること、安全である事が重要なのです。つまり、窓に弊社の製品を粘着剤で貼る事は可能ですが、退去時に撤去できなかったり、部屋を真っ暗にしたままにすることは、提案者としては失格だと思っています。
また、可燃性の吸音材のお問い合わせがあれば、必ず可燃性である事は明記するようにしています。
なかなか、十分な提案ができない事もありますが、今後共宜しくお願い致します。
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