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吸音材の併用(性能が向上する方法)

一般的な吸音材は、厚みによって吸音できる性能が変化します。シート、板状の吸音材であれば、空気層の深さによって性能が変わります。ほとんどの場合、単一素材で使用するケースが殆どです。材料、厚みを変えずに吸音材の性能をアップする方法があります。それは、フォームタイプ(発泡剤)の吸音材とシート状の吸音材を併用することです。

弊社が扱うポアルC1の空気層にアコウスティセルを設置すると、(50ミリ厚 500ヘルツ)約1.5倍程度の吸音効果が向上します。

この方法は、グラスウールなど繊維系吸音材をシートタイプの吸音材で包み込むタイプの物によく使用されています。しかし、繊維系の吸音材は時間が経つと形が崩れやすくなり、飛散する恐れがありますので、シート状の吸音材で包み込んでいるとも考えられます。どちらにせよ、本来の材料の性質より性能は向上します。ただし、繊維系の吸音材は厚みが増せば増すほど形も崩れやすくなるので、いくら包み込んでいても崩れやすくなることは間違いありません。おおよそ30ミリまでが限界でしょう。

では、発泡(プラスチック)系の吸音材はどうでしょうか?手で触れば形は変わりますが、瞬間的に元に戻ります。更にシート状の吸音材で覆うことで形状もさらに維持しやすく、性能が向上します。

実際にデータでお見せするより、動画で紹介いたします。圧縮させたアルミ不織布を使用した不燃吸音材ポアルC1を単体で使用した時と、空気層に発泡プラスチック吸音材アコウスティセルを詰め込んだ時の性能差が分かります。多少の暗騒音の差がありますが、性能の差が顕著に現れています。

また、ポアルの製造メーカからお借りしたデモ機の写真も掲載します。こちらは、アルミ単体で覆った場合と、アルミ+ポアルC1+アコウスティセルを使った場合です。実験には多くの方が「おお~~!」と驚いていただいたのが嬉しかったです。

不燃吸音材ポアルC1の実施試験 – YouTube

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