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人の耳は相対的に聴いてます&3デシベルの差

人間の耳は、静かな所でも、ある程度うるさいところでも順応します。順応してしまうが故に自分が「うるさい」と判断すると、その騒音はうるさいと感じ、うるさくないと判断すれば騒音にはなりません。これは視覚と同じで、暗いところから明るいところへ急に移動すると眩しくて堪りませんが、しばらくすると慣れてゆき、明るいところでも普通に見えるようになります。
個人差で音を騒音か騒音で無いかが分かれてしまうために、騒音測定器を使って環境の音を計り、音のエネルギーを絶対値で測ることは重要です。しかし人間であるが故に、現在の騒音が人の耳での判断は非常に難しいと言えるでしょう。人の聴覚は相対的に判断してしまうからです。

また、上記の相対的内容とは別の表現になります。

音の大きさは音圧と呼ばれ、dB(デシベル)で表記されます。dB(デシベル)は、対数と呼ばれる難しい表現で、長さや重さは二つの物が合わされと数値は倍になりますが、dB(デシベル)と言う表記では異なる数値になります。
分かりやすい表現で例にすると、ある環境で一つのスピーカーから音を出します。更に同じ音(同じ音量)を二つのスピーカーで出すと、その音圧の数値は約3dB(デシベル)しか増えないのです。極端な例だと、10人の子供たちの合唱を20人に増やしても、約3dB(デシベル)しか変わりません。環境にも左右されるので絶対的な保証はできませんが、音圧の3dB(デシベル)の差は、大きな意味合いをもつでしょう。

音のエネルギーは対数と言う、普通では分かりにくい表記の仕方になっていますので余計に混乱されるかもしれません。私自身も整理して分かりやすく説明するには、未だに困っています。先ほどの3デシベルですが、音圧は倍と記しました、実際には発声量が倍でも聞いた感じは倍には聞こえないと思います。相対的でもなく、絶対的でもなく非常にややこしいですね。

音が目に見えると、良いのにな~と思うこの頃です。

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