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防音対策の勧め

先ず、音源と作業場の間を遮ります。しかし、騒音は基本的に放射状に広がります。さらにその音は壁面を反射し、回って作業場に届いてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

よって音が回らないように側面にパネルを設置します。もし均等に音が放射状に出ているのであれば、三方向の音を抑え込むことができます。つまり横方向に出る音は大半を吸音できる状態にすることができます。しかし、イラストのように側面の壁が非常に短いので、後ろ方向から出てしまう音は溢れてしまいます。また、吸音材も完全に音が消えてしまうわけでなく、多少は反射しますので、反射した音は奥の壁面に当たり反射して回り込んでしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、側面の壁を伸ばすことで後方に出ている騒音を効果的に囲い、音を抑え込むことができます。当然ながら四方を囲うことが望ましいのですが、その現場では他の設備などがあり、後方には壁を設置することができませんでした。よって側面の壁を伸ばすことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、上方についても解説します。設備が隠れる程度では音は簡単に飛び越えてしまいます。

 

 

 

 

 

壁面の高さを伸ばすことで大きく騒音を抑制できますが、その現場では天井に配管が多数通っていましたので、天井まで防音パネルを伸ばすことができませんでした。

 

 

 

 

 

そして、改善策として壁面の上部を音源側に曲げることで、騒音に対して防音パネルが面する面積を増やすことができます。また、音の回折も防ぎやすくなるので、効果は上げることができます。

 

 

 

 

 

さらなる効果を上げるのであれば、できるだけ音源に近い場所に設置することが望ましいでしょう。ですが、工場という環境である以上、火気、熱に対する対策、点検作業、部品交換がしやすいスペースの確保があると思います。その中で、最大限の効果が発揮できるようにしなければなりません。また、騒音減に近ければ近いほど、壁面は小さくすることができます。

 

その原理を検討して、最大限に効率よく防音対策は行うことが良いと考えています。

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