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吸音材「ハイドロサウンドガード」のご紹介
「防音防振ネット!」では、ポリエステル系の素材を使用した繊維系吸音材として、「ハイドロサウンドガード」と「吸音ホワイトウール」の2種類をご紹介しています。どちらも同様の使い方ができる環境配慮型の吸音材であり、家庭やオフィスなど生活空間に優しい製品です。
一般的な繊維系吸音材としては、グラスウールやロックウールが広く普及しています。これらは比較的入手しやすい一方で、取り扱いに注意が必要です。素手で触れると皮膚がかゆくなる場合があるため、施工時に不快感を伴うこともあります。そのため「防音防振ネット!」では、あえてこれらの素材は取り上げていません。
ただし、グラスウールやロックウールには優れた点もあります。最大の特徴は、不燃材として国土交通省の認定を受けている点です。火災時の延焼リスクを抑えられることから、安全性が求められる建材として高く評価されています。また、吸音材としての長年の実績があり、豊富なデータに裏付けられた耐熱性能を持っている点も魅力です。
しかし、繊維系ゆえに形状を保つのが難しく、単体では自立しにくいというデメリットもあります。加工や施工を伴う現場では、その点がネックとなるため、扱いにくいと感じる場面も少なくありません。
一方、「ハイドロサウンドガード」と「吸音ホワイトウール」は、そのようなデメリットをカバーした扱いやすい吸音材です。ポリエステル繊維を使用しているため、小さなお子さまが触れても安心であり、皮膚への刺激もほとんどありません。また、素材が圧縮されたボード状になっているため、形状をしっかりと保ちやすく、自立性にも優れています。
さらに、「ハイドロサウンドガード」は黒い難燃スパンボンドシートを表面に貼ることで、難燃性能に関する米国規格「UL-94 HBF」の認証を取得しています。このシートは、吸音材本体の保護や形状維持にも効果を発揮し、加工性を高める要素としても重要です。
UL-94 HBFという規格は、特に機械の内部など、火気に対する安全性が求められる環境での使用に適した難燃グレードです。高い加工性と安全性を両立した繊維系吸音材として、「防音防振ネット!」ではこの製品を自信を持って推奨しています。
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