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先日、音響試験ができる製造メーカー様へ見学することができました。
普段ある環境とは異なり、音が反響しやすい残響室は、自分の声がエコーとなり人と話す言葉がすべて被って聞き取り難い状態でした。
残響室は、意図的に音が反響するように長方形で鳴く乱反射しやすい様に5角形で作られています。そして、コンクリート打ちの壁は音を遮断するというか、音を跳ね返すために設計されているようです。当然、外部からの音の影響は全くありません。測定に影響が出ないようにエアコンもかかりません。ご存知の方も見えると思いますが、残響室で測定できるのは、残響室法吸音率と音響透過損失です。垂直入射法とは多少異なる吸音率の測定値が出ます。音響透過損失は同じような残響室が隣接しており、隣接する残響室にどの程度音が届くかを測定します。非常に試験体を設置するのに手間がかかります。
無響室は発生される音が壁、地面すべてで吸収されて反響しませんので、話す声の所在が目をつぶっても分かりやすく感じ取れました。試験室を管理されている方が言われるには、無響室に入って気分の悪くなる方も時々みえるそうです。普段の環境が反響の音が当たり前にあることが良く分かります。無響室は音が反射しないような工夫があります。
:大隅
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