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音が小さくても騒音対策

最近、騒音対策のご相談をよく頂きます。騒音の基準となる数値には達していませんが、近隣の方が気になるとのクレームが入るために、マストで対応しなければならないそうです。

騒音対策においては、基準となる数値がありますが、最近はその数値を大きく下回る場合でも相談を受けます。

つまり最悪の場合、裁判などでも有利に進めることができていても、近隣の方への配慮が無いと企業イメージが下がってしまったり、長期的に場所を確保できない可能性があります。工場、設備などの移転、従業員さんへの配慮などを考えると、防音対策はマストとなるようです。

このブログでは何度も書いていることですが、騒音は本人がうるさいと思ったら騒音になります。ましてや暗騒音が低い場合、小さな音が耳障りになることがあります。今回もそんなユーザーの方の対応でした。

その環境の情報公開ができないのが残念ですが、屋外にある無人の設備から出る騒音でした。日中その音を聞くと、ほとんど気にならないほどの音なのですが、その設備が山間部にあるために、夜間は周囲が静まり返り、その小さな音が非常に響いているそうです。

これから気温も暖かくなるために、近隣の方は窓を開けることも多くなり、早急の対策が必要となるそうでした。

たしかに、図書館で小さなヒソヒソ声が聞こえると、読書に集中しにくいのと同様に、近隣の方から考えれば気になっても仕方がないのかもしれません。

今回の防音対策として、ユーザー様に提案したのは屋内の壁面に吸音材を設置できる面積が確保できそうでしたので、約30平米ぐらい貼ってみて効果を確認しようと考えています。素材は、軟質ウレタン、ハニカム吸音パネル、不燃吸音パネルの3種類です。予算や耐久性、災害時の燃焼について色々検討されるそうです。

写真は不燃材のポアルC1です。

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