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盆踊りの音、花火の音
夏の風物詩として、花火、盆踊りは言うまでもありません。先日、妻と犬の散歩をしていたとき、盆踊りの音が聞こえてきました。歩いている所から南の方で行われていることは知っていましたが、聞こえてくるのは反対側の北からでした。
妻と二人で、「???」と不思議がりましたが、目の前のマンションに音が跳ね返ってきたようで二人で非常に驚きました。またしばらく歩くと、東から大きく聞こえてきます。さらに歩くと音が二重になって被さりながら聞こえます。私自身、音に携わる仕事をしていますので、非常に敏感になって、会場からどのくらい距離が離れているのだろう?とか、音質は?高い音は聞こえるのだろうか?色々面白がって歩いていました。
花火の音もよくよく考えると面白いものが感じられます。私は自宅から2キロほど離れた自宅から名古屋港の花火を見ることができます。聞こえてくるのは、「ドーン」という低い音です。花火が上がり弾けて、5~6秒後に音が届きます。やまびこの様に跳ね返った音も後から聞こえてきます。どこから反射したのか?どのくらい離れているのだろう?とか考えて、普段の2倍面白く感じることができました。
音は、低い音が遠くまで届きます。いわゆる低周波です。光も周波数の低い赤い光が遠くまで届きます。電波も情報はあまり載せることはできませんが、周波数の低いものが遠くまで届きます。AMラジオは非常に周波数が低く(特にNHK)、ノイズが出ますが最も遠くまで届きます。FMラジオはAMに比べ周波数は100倍以上高くなりますが、クリアな音で聞くことができます。しかし、FMラジオは遠くまで飛ばすことはできません。
アメリカのFENという米軍放送からロックンロールを聞くという歌詞が、佐野元春の歌にありましたが、当然米軍放送ですからAMになりますよね。太平洋すら超えて聞こえてしまうなんて、当時でしたらワクワクするでしょう。
話はそれましたが、周波数で表現されるものは全て低いものが遠くまで届くと思います。
周波数の低いものは遠くまで届きやすく、
周波数の高いものは遠くまで届きにくいが、障害やノイズを拾いにくい現象が多くみられます。
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