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防音防振ネット!のこれからの製品
新製品などの掲載などが滞っていますが、防音防振ネット!は現在二つの製品を企画しています。ひとつは、ゴム系の粘着付き吸音材です。この製品は、産業用機械に取り付けることを想定した製品です。産業用機械と言うのは熱や湿気など、長期間における使用が求められてきます。ある業界の高グレートタイプには、この製品が殆ど使用されているそうで、閉ざされた機械の内部に設置して音を低下させていると考えられます。(開口部があると吸音できなかった音が放出されやすいので、使用環境としては機械内部が適切でしょう)
上記の内容であればそれほど珍しい物ではありませんが、特筆すべき点は130度の環境下(100日以上)が続いたものを吸音測定しても、性能の変化が現れなかったのです。ゴムは過酷な環境下において、変化が出てしまうケースがありますが、この試験において立証されているので機械の材料としては申し分ない耐久力だと言えるでしょう。
また、非常に柔らかな素材ですので曲面においても追随して接着取付が可能となります。加工面でいえば、打ち抜き加工ができるので、異形や穴などの被着体に合わせた加工も可能となります。復元性が良いのも扱いやすいと思います。
二つ目の規格製品は、不燃吸音材ポアルC1を面材として使用した吸音、防音パネルです。コンセプトとして、現場の作業者の方が組み立てて騒音対策を行うことができる防音パネルです。面材が不燃であることから、工場内の火気に対して認可されやすい様に考慮しました。高吸音タイプは、吸音率を上げるために内部には自動車で使用されている難燃の軟質ウレタンフォームを合わせて使用しています。この防音パネルは、従来の防音パネルよりコストを低下させ、施工費が少なくできることが大きなポイントです。サイズは1000*1000、1000*2000を考えております。
音響透過損失、垂直と残響室法の吸音率も併せて表示できれば、使用しやすい防音パネルになるのではないかと思っています。
写真は、ゴム系の吸音材のカットサンプルです。
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