オフィシャルブログ
吸音材の効果を左右する「厚み」と「設置場所」
テレビの音や話し声が部屋に響いたり、隣の部屋まで聞こえたりすることがあります。こうした悩みを解決しようと吸音材を探しても、種類が多く、どれを選べばよいのか、どこに設置すればよいのか迷うこともあるでしょう。
吸音材の効果は、対策の目的や設置方法によって変わります。製品を選ぶ前に、まず「どのような音を抑えたいのか」「どのような状態を目指すのか」を明確にしましょう。
まずは、対策したい音を確認する
目的は、次のどれに近いでしょうか。
- 音源から出る音そのものを小さくしたい
- 部屋の中の響き(残響)を抑えたい
- 隣の部屋や屋外への音漏れを防ぎたい
音源から出る音を小さくするには、その音を出している機器や設備そのものへの対策が必要です。一方、吸音材は音を吸収し、反射や響きを抑えるためのものです。部屋の中の反響(エコー)を抑えたい場合は、壁などに吸音材を設置する方法があります。
吸音材だけでは、音漏れを防げないことがある
隣の部屋や屋外への音漏れを防ぎたい場合、吸音材だけでは十分な効果が得られないことがあります。音漏れを抑えるには、吸音材に加えて、音を遮る「遮音材」を組み合わせるのが基本です。
製品を選ぶ前に、「部屋の響きを抑えたいのか」「音漏れを防ぎたいのか」をはっきりさせておきましょう。
効果を高めるには「設置場所」が重要
吸音材は、設置する場所によって効果が変わります。
たとえば、テレビの音が壁に向かって広がっている場合は、音源の正面にある壁に吸音材を設置すると効果的です。広い範囲に貼っても、音が伝わる方向から外れた場所では、期待した効果が得られないことがあります。設置場所を検討するときは、テレビの裏の壁だけでなく、次の点も考慮しましょう。

取り付け方や、取り外すときのことも考える
吸音材を将来取り外す場合のことも、あらかじめ考えておきましょう。壁に直接貼るのか、下地などを介して設置するのかによって、取り付けや取り外しの手間、壁への影響が変わります。
賃貸物件など、退去時に原状回復が必要な場所では、接着剤や両面テープの跡が残らないか確認しましょう。設置方法に合った製品を選ぶことが大切です。
人の声には、厚さ50mm以上がひとつの目安
吸音材は、厚みも重要なポイントです。同じ素材でも、厚みによって性能が変わります。
人の声を抑えたい場合は、厚さ50mm以上のものがひとつの目安です。可能であれば、厚さ80mm程度のものを選ぶと、より高い効果が期待できます。
ただし、実際の効果は製品の種類や設置条件、対策したい音によって異なります。厚さ20mm程度の製品でも、残響を抑えたり、高音域の音に効果を発揮したりすることがあります。
吸音材を選ぶときに確認したいこと
吸音材は、厚ければよい、どこに設置してもよいというものではありません。選ぶ際は、次の点を確認しましょう。
- 対策したい音の種類
- 音源の場所と、音が伝わる方向
- 吸音材を設置する場所
- 設置方法と、取り外すときの壁への影響
- 吸音材の厚み
対策したい音に合わせて、設置場所や取り付け方法を検討しましょう。必要に応じて吸音材と遮音材を組み合わせ、目的に合った防音対策を考えてみてください。

上記の内容は、弊社英語版コーポレートサイトに使用した内容と同じものです
The key to sound-absorbing materials is thickness and placement – KYOSHO CO.,LTD.
ブログ一覧に戻る