防音防振の豆知識

遮音シートの騒音透過試験

本当に面密度の高いものが、防音(遮音)効果が高いのか試験をしてみました。

面密度の異なる5種類のシートを組み替えて、どのくらい遮音効果があるか測定を行いました。試験方法は、ボックスの中にスピーカーを入れ遮音シートで塞ぎ、どの位騒音が透過するか騒音計で測ります。

遮音シート実験

 

面密度(kg/㎡) 遮音シートなし 5.1 4.6 3.4 2.55 1.7
製品名 MTS-21 MTS-14 MTS-21 サンダムシート MTS-21
遮音シート厚み 3ミリ 2ミリ 2ミリ 1.5ミリ 1ミリ
シート比重 1.7 2.3 1.7 1.7 1.7
騒音 73.8dB 42.8dB 43.8dB 46.1dB 48.1dB 52.1dB

面密度の大きさによる違いが、ほぼ比例して遮音効果につながっていることが間違いないデータとなりました。面密度が大きいほど、騒音の透過が低く、面密度が小さいほど、騒音の透過が高いことが実証できました。

もう一つ、確認できたことがあります。同じ厚みで比重違いの製品の遮音性能にも大きく性能が異なりました。MTS-14(比重2.3)とMTS-21(比重1.7)の同じ厚みのものが、面密度が1.2kg/㎡異なるために騒音も2.3dBほど差が出ていることです。

音の透過は、厚みに左右されにくいことも確証が得られました。防音に関しては、吸音することで音の反響を抑えることに注力しますが、遮音においては、反響を考えず面密度のみを考慮することで対応が可能ということもわかりました。遮音は比重に着目しているように思えますが、面密度を考慮することで材料の選択に幅が広がり、剛性やコストにも助かる部分が出ると思います。

 

Tweet about this on Twitter0Share on Facebook0Share on Google+0

カテゴリ: 防音防振の豆知識

その他の豆知識を見る