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驚異的な吸音材:ポアルC1
最近、ポアルC1のお問い合わせが増えています。筆者としてみれば当然のことと思いますが、なぜ今頃?と言う感じの優れた製品なのです。
その理由は、先ず不燃性である事です。ほとんどの吸音材は不燃性ではありません。可燃性、もしくは難燃性です。ほとんどが化成品であるために、不燃性の化成品と言うと(加工された)フェノール系の物しか存在しません。防音防振ネット!で掲載している不燃吸音材は、ポアルC1と一人静科だけです。(一人静科は、ポアルC1とハニカム、フェノール樹脂の複合吸音防音材です)
また、耐候性にも優れています。化成品である為に紫外線による劣化がありますが、処理された高純度アルミニウムを使用していますので、高速道路などの防音壁の材料としても使用されているほど信用性が高いのです。つまり、屋外で使用できる数少ない製品となります。さらにポアルC1の優位性を裏付ける決定的特徴は、水に濡れても効果を維持できることです。基本的に、吸音材は多孔質であるために水分を含むと吸音性能が著しく低下します。しかし、ポアルC1は吸音の方法が異なるために雨や水分、湿気などの影響を受ける環境下でも十分に使用することができます。
さて、防音防振ネット!で取り扱っていない吸音材で、不燃の吸音材としてグラスウール、ロックウールがあります。非常にコストパフォーマンスに優れ、入手しやすい材料ですが、扱いにくい点が多い事から取り上げていません。その理由は多くあります。
繊維状でむき出しにして使用する場所が限られてしまうことです。ご存じの通り、飛散しやすい製品であることから、破片が体内に入ることは非常に危険です。ウレタンスポンジのようなプラスチックの破片であれば、体内に入り便と一緒に排泄することが可能ですが、グラスウールやロックウールは、繊維状の破片が体内に刺さった状態になるので危険です。
湿気や水分に関しては、むき出しの状態は簡単に奥深く迄取り込んでしまうでしょう。包装された製品も多くありますが、人の手が触れたりする場所では設置しない方が当然無難です。そして致命的な点として、グラスウール、ロックウールは形状を維持しにくい材料であることです。両方の製品とも繊維質であることから長期間の形状の維持は困難でしょう。つまりグラスウール、ロックウールを吸音材として使用する場合は、人の手の触れない場所であることを確認し、表面を必ず水分が侵入しない様に薄いフイルム(厚い物は吸音の妨げになります)で処理を行い、形状を維持できるように施工しなければなりません。つまり、非常に手間がかかります。(ポアルC1も繊維系吸音材も音源と反対側に剛壁や遮音材を設けなければなりません)
しかしポアルC1であれば剛壁、下地を作ることで簡単に施工できます。余分な水分の吸収や形状の維持など、検討や対応をしなくても良いのです。製品単体であればコストはあがるかもしれませんが、メンテナンス、信頼、施工の簡略化を考えると大きくコスト低減と信頼にパフォーマンスを圧倒的に発揮します。新築時であれば更に対応しやすいでしょう。
ポアルC1の製品ページ
多くの実績を持ち 耐候性抜群 不燃吸音材 ポアルC-1 | 防音防振ネット! (bouon-boushin.net)
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