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(採光ができる)透明防音シート
先日通勤の途中で外に目をやると、透明防音シートを使った工事現場がありました。弊社の取り扱いの製品かどうかは分かりませんが、同じ類の仕様でしょう。一般的な防音シートは汚れの目立たないグレー色の不透明タイプですが、縦に2列設置されているのは光を取り入れることのできる採光タイプでした。防音シートの多くは不透明であり、光を取り入れようとすると、メッシュタイプのものを使用していましたが、メッシュは音が抜けますので使用は当然控えめになるでしょう。
数年前に防音シートの規格ができました。一定の音響透過損失の性能がクリアできたものが防音シートとして扱われるようになり、採光と記載されたものも、その基準を超えています。
弊社での取り扱いしている透明タイプは、不透明タイプより遮音効果が高く出ています。遮音(音響透過損失)性能は、質量によって性能が変わりますので、透明防音シートは使用している樹脂(ポリ塩化ビニル)の使用量が多いのです。
光を通す(採光できる)素材で遮音性能があるものは、ガラスとポリ塩化ビニル、アクリル板(樹脂板を含む)などありますが、シート状のものになると軟質のポリ塩化ビニルの一択になります。(ポリエチレンシートも透明に近いものがありますが、可燃性で薄いものが主流となり、遮音、防音目的としては不向きであると思います。)
遮音材、吸音材を含め、防音に関して透明なもの、光を通すものは非常に少ないのが現状です。業界から考えると変わり種の製品ではありますが、内部を明るくすることは非常に重要でしょう。また引火、火災を起こさない様に難燃材を入れているものが多くあります。難燃材は黒色をしているので、さらに内部が暗くなってしまいます。
防音防振ネット!の取り扱いで、暗くなりにくい製品をピックアップしてみました。
遮音材
吸音材
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